日本と海外の鉄道模型の違いと注意点

鉄道模型は19世紀にイギリスで生まれ、後に世界中に広まりました。

日本でも様々な車両を忠実に再現した鉄道模型は趣味の一つとして親しまれていますが、鉄道模型は複数の異なる縮尺率で作られているので、趣味として楽しむ際には同じ縮尺率に合わせることが肝心です。

日本で最も普及している鉄道模型は縮尺率が約144分の1に定められているNゲージです。Nゲージ用のレールの幅が約9ミリであることから、英語表記のナインの頭文字を取ってNゲージと呼ばれています。

海外の鉄道模型とは

Nゲージは非常に小さく、模型車両でも手のひらに収まる程度のサイズなので場所を取らないのが大きな利点です。
場所の確保が難しい日本家屋に適したサイズとして様々な製品が販売されているので欲しい製品を容易に購入することが出来ます。

日本の鉄道模型はNゲージが主流ですが、海外の多くの国ではより大型なHOゲージの製品が広く普及しています。 HOゲージの縮尺率は約87分の1ですが、これはさらに大きいサイズであるOゲージの半分という意味です。

Oゲージは約48分の1サイズであり、その半分を意味するハーフの頭文字のHを取ってHOゲージと呼ばれています。HOゲージはNゲージの約2倍の大きさなので、車両の細かい部分まで正確に再現されているのが魅力です。

日本でもHOゲージの鉄道模型は販売されているので趣味の一つとして楽しむことが出来ます。鉄道模型の縮尺率は国際規格なので、多少の違いはあってもHOゲージの縮尺率は約87分の1です。

海外の模型車両でも基本的には日本製のレールで走らせることが出来ます。しかし、同じHOゲージでもイギリスは約76分の1と設定しているので、海外のHOゲージ製品を購入する際は注意が必要です。